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更新日:2024年3月19日
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ふるさと俳句コンクールは、「ふるさと垂水を愛し、誇りにする子ども」の育成を目的としたコンクールです。
第3回の今年は市内の小・中・高校生613名から総計762句もの応募がありました。
各学校では、今後もふるさとを見つめる子どもたちの眼を育てていきます。今後の「ふるさと俳句コンクール」の成長にご期待ください。
垂水市内小学校5年生以上の児童並びに中学、高等学校の生徒
応募のあった762句のうち、32点の作品が入賞されました。
この俳句は季語のない、いわゆる無季の句ですが、どちらかというと寒い季節ではないかという印象が残ります。情景は説明の必要もありませんが、非常に鮮やかな情景が目に浮かぶ句です。母親ではなく「祖母」というところが、かえって家族の温かみを感じさせます。それに、「あげたてをーーほおばる」という日常の生活の何気ない動作が、俳句の中では感覚的な効果をあげていて、読む者にもその感覚を思い出させます。
この俳句は観察の細かさによって成り立っています。盛夏、太陽に向かって大きく顔を上げて咲いていたひまわりが、種の重さと日差しの弱さで、「うつむいてき」たというのは、自然の営みの推移と時間の経過を感じさせます。それを、稔りの秋への結実ととるか、それとも、夏の終わりの生命力の衰微ととるかは、読む者の受け取り方でしょう。言外に、人生を感じさせるところのある好句です。
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