ペットを飼う前に《終生飼養は飼い主の責任です》
最後まで責任をもって飼いましょう
改正動物愛護管理法では、ペットの飼い主には、ペットが命を終えるまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があることが明確にされました。
ペットを飼う前に、「そのペットが命を終えるまで適正に飼い続けられることができるか」を考えましょう。
ペットを飼い始めたら、ご自身に不測の事態があった場合に備え、飼育協力者を準備する等、その動物が継続して安全に暮らせる環境を用意してください。
飼う前に考える10のポイント
- 動物の飼育が可能な住宅ですか?
集合住宅にはペットの飼育が禁止されているところもあります。賃貸住宅や集合住宅では管理規約等のルールを必ず確認しましょう。
- 動物を飼えるライフスタイルですか?
世話をする時間が十分にとれるかよく考えましょう。
- 寿命を全うするまで一緒にいることができますか?
犬や猫は十数年以上生きます。転居、結婚、育児、入院などの間に、飼い主に起こるライフスタイルや健康状態の変化について考えておきましょう。
- ご近所に迷惑をかけないように配慮できますか?
鳴き声、におい、ふんの放置などが近隣トラブルの原因となっています。
- 飼うことに家族の同意はありますか?
ペットを飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。家族全員が飼い主として接しましょう。
- 家族に、動物に対するアレルギーはありませんか?
飼ってから症状が出ることも多くあります。症状が出てしまった場合の対応策を事前に考えておきましょう。
- 快適に過ごせる環境を作ることができますか?
落ち着けるハウスやトイレ、必要に応じてサークルなどを設置する余裕が必要です。
- 毎日、世話に時間と手間をかけることができますか?
毎日の給餌、排せつ物の始末、散歩、健康管理などしなくてはならないことがたくさんあります。
- 生涯にかかる費用を負担できますか?
エサ代、病院の治療費、老齢期の介護費用などたくさんのお金がかかります。
- 万が一、飼えなくなったときのことを考えていますか?
普段から、親戚や知り合いにもしもの時に飼ってもらえるようにお願いしておきましょう。
愛情と責任をもって迎えてください
ペットは私たちの生活に安らぎをもらたしてくれます。一方で、飼い主の都合で飼えなくなって手放される犬や猫などもいます。
その理由は、引越しや出産、ペットの問題行動や病気、飼い主の高齢化、病気や入院など様々です。「かわいい」という気持ちだけで生き物を飼うことはできません。
ペットを飼い始めたその日から、その命はあなたに委ねられます。長い時間をともに過ごすペットです。責任と愛情をもって迎えてください。
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