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鮮やかな南仏風の、オレンジ色をした屋根が印象的な「アトリエ葛迫」は、市木の国道220号線沿いにある。葛迫幸平さんは、言わずと知れた洋画家。現代美術のシュルレアリスム的な絵を描いている。関西の美術学校に通い、奈良の一刀彫に彩色を施す仕事をしながら学生時代を過ごす。昭和57年には、第42回関西美術文化展で大阪府知事賞を受賞するなど、様々な美術展でその才能を開花させていく。近年で最も印象的な賞と言えば、平成14年に開催された第57回南日本美術展での南日本新聞社賞・吉井賞受賞だろう。幸平さんは、この受賞で芸術の都パリへの留学を行った。留学に際し、文化勲章受章者で日本芸術員会員であった吉井淳二(享年100歳)さんは、「この留学は、鹿児島から才能ある人材を1年間欧州に派遣することで、自己研鑽を積み、帰国後の後進の指導にも尽力してほしいとの願いが込められたものである。一歩一歩着実に前進し、大きく飛躍することを期待したい。」と言葉を残している。また平成27年7月には、「第24回英展(田川市美術館大賞選定)」において、作品名「佇む(たたずむ)」が佳作を受賞した。「佇む」は、鹿児島の繁華街「天文館」の交差点に牛が立つ非現実的な表現されています。
令和3年㋆18日(日曜日)~12月12日(日曜日)
(※)展示会場につきましては、決まり次第お知らせいたします。
垂水市内店舗に設けられたギャラリーの総称で、洋画家・葛迫幸平さんを中心に気軽に芸術に触れる機会を作りたいとはじめられたものです。
作品のほんの一部をご紹介します。
左の「アクセス」は、転第57回南日本美術展・南日本新聞社賞第14回吉井賞受賞作品(182cm×182cm)
アクセス(2.)
薔薇
三人の会話
山形屋画廊で開催された「第6回葛迫幸平展」の様子。
左下の作品は、「第24回英展(田川市美術館大賞選定)」の佳作・作品名「佇む(たたずむ)」
葛迫幸平さんに、絵画を鑑賞する際のポイントをお聞きしました。
「鑑賞は、自分の感覚で見ることが一番です。同じ絵でも、10年前と今とでは、感じることも異なると思います。もちろん、構図や構成、デッサン力など技術的な見方もあります。『この絵は、何が描いてあるのか』『なぜ、これを描いているのか』など、作家が仕掛けていることを紐解くことも楽しみ方の一つと言えます。絵画は、見方によっては、もっと奥深いものを感じ取ることができるものなのです。」
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更新日:2015年7月16日